気が付いたら、レノメイジは新弾『仁義なきガジェッツァン』で強化されめでたくTier１に！！
・・・なんか小学生時代の同級生がアイドルになった気持ち。遠い世界に行ってしまった感があるよ・・・
いろんなデッキに理解を示すために別デッキを使ってレジェンド行ったりしていましたが、やっぱレノメイジは楽しい！
けどトップクラス・・・いや、現在存在するデッキの中で最も取り扱いが難しいデッキになっています。
昔取った杵柄におごることなく最初からお勉強しようと思います。
今使っているのは海外プレイヤー“Nostam”のレシピ。
同じく海外プレイヤー“Tyler”が大会および配信で使用し実績を挙げています。
通常のコントロール型のレノメイジと異なり、かなり特殊な構築になっています。
●通常のレノメイジとはどういった違いがある？これからのスタンダードになるんじゃないかってほどに明確に強いです。無駄がない洗練されたデッキだと思います。
このレノメイジはコントロール要素を控えめにした代わりに相手のライフを大きく削る構築となっています。
通常のアグロは徐々に減り始め、コントロールしきれない相手が増え始めています。
そこで途中から盤面を制圧することをやめ、一気にライフをダメージ呪文で削る戦略を搭載することになったのでしょう。
今回は各カードの採用・不採用理由を見つめなおしてみようと思います。
●アイスバリアはアグロ用なのか？
役割は大きく分けて４つ。
①対バーストコンボのリーサル逃れ
②対アグロの時間稼ぎ
③次ターンにこちらが勝てるときの時間稼ぎ
④次ターンにこちらが盤面をひっくり返せるときの時間稼ぎ
特に①が大きく、相性が五分～微不利であるウォーロックとローグのリロイコンボに対する回答が得られるというのはかなりありがたいカード。
反面、アグロに対しては除去があるほうがいいので初手には不要。
ゆえに、初手キープはしないカード。
●なぜ強盗ログが採用されている？
多かった質問だったのでこちらに。
まず、5マナ4/6というサイズが優秀。《アジュア・ドレイク》などの中堅ミニオンまで一方的に倒せる。中盤戦が苦手なレノメイジにとって嬉しい。
そして、相手ヒーローによっては1～2回呪文使わないと倒せず、コインが手に入りやすい。手に入ったコインは《大魔術師アントニダス》の効果によって６点ダメージに変わる。
●なぜ超うざい調剤師、スナック売りは採用されてないの？
このレノメイジはライフを詰めに行くデッキだから。
《大魔導師アントニダス》だけでなく《パイロブラスト》も採用されていることから、相手の手札が枯渇するまでコントロールし続ける通常のレノメイジより、相手のライフを早く削ることに特化している。お互いが回復するカードは入れたくないし、それがなくてもアグロへの強さはそこまで変わらない。
●なぜブラン・ブロンズビアードは採用されていない？
理由は２つ。コントロールに強い構築にしていることと、ブランを活かせる雄叫び持ちミニオンが通常より少ないこと。
端的に言えばオーバーキル。
前者は《彫師ソリア》＋《パイロブラスト》のコンボがあるから（後述）。
後者は《カバールの飛脚》《スナック売り》など２回誘発させたい雄叫びミニオンが採用されていないから。
●なぜウォーターエレメンタルなどの強力な４マナミニオンは採用されていないの？
対アグロのように見せかけて、実はアグロデッキ相手には間に合わないカードだから。５ターン目にゲームを終わらせることを目的としたアグロに４ターン目は遅すぎる。
特にTylerのレシピはレノメイジの性質をよりはっきりさせていて、アグロとコントロールに強いを徹底的に伸ばした構築になっている。すごいわ。
●なぜ戦利品クレクレ君や初級エンジニア、苦痛の侍祭が採用されてるの？
結局、レノメイジは《レノ・ジャクソン》、《カザカス》が手元に来ないと勝てないから。
マリガンで徹底的にそれらを探しても来なかった場合に、それでももっと探しに行けるように軽量のドローを多く詰め込んでいる。
だから、２～３マナだからと言ってこいつらをレノかカザカスがないときに初手キープはしない。絶対。
●なぜ彫師ソリア？
理由は２つ。強引に盤面の主導権を奪えるカードだということと、対コントロールにすごく有利になるカードだということ。あとゴールデンが当たった
前者は《フレイムストライク》や《炎の大地のポータル》など強烈な効果を持つ除去と一緒に5/5が出るということが盤面をひっくり返すのにどこまで絶大かは想像に難くないと思う。《カザカスのポーション》を10マナで選択しやすくなるのも大変良い。
後者は《パイロブラスト》をソリアのマナコスト７で撃てているのと同義になる。３マナで《燃え盛る松明》などほかの火力系呪文と一緒に合わせて使えるようになるので、１ターンで与えるダメージが跳ね上がり、対戦相手の計算を狂わせられる。特にレノロックに有効で、《ロード・ジャラクサス》になったあとに簡単に１５点削りきれるので、相手の勝ち手段を一つ自分の勝ち手段に変えることができる！すごいわ。
〇まとめ
・レノメイジはアグロとコントロールに強い！
・今の環境はその強みを伸ばす構築のほうが強い！
・レノメイジはレノジャクソンとカザカスを探しに行ける構築のほうが安定する！
レノメイジは特に３０枚すべての役割、カードの採用基準・理由がわかりづらいものだと思います。自分としても「暫定的にそう思ってるだけ」という部分もあります。
それは違うよ！これってどうなの？などあったらコメントください！一緒に考えましょ。
コメント
試してみたいけど持ってないレジェが多すぎるなあ、という悩み。
レノメイジは重めの構築なので、コインは潤滑油としても優秀！
コントロールデッキは往々にしてレジェ多めで魔素が多く必要なのは困りものです…そこをあれこれ工夫するのも面白いんですけどね！