結論から述べると「UR Delverが最強」

まずは死儀礼入りグリクシステンポのコンセプト。それは簡潔。

“死儀礼によってヤンパイとネメシスを生かそう!”

弱くはなかった。ある程度のデッキには有利とって勝てるから強く感じる。
けど、致命的にBUG Delver、UR Delver(サイド後)、カナスレに勝てなかった。


理由は簡単。

一つ目は「Delverの代わりに死儀礼が焼かれるようになっただけ」。

除去されることはある程度想定していた。その上での構築のつもりだったが、思った以上にヤンパイとネメシスが重たすぎた。
どっしり構えて殴るデッキは今人権がない。結局これに該当するデッキになってしまっていた。
今デスブレやエスパーブレード、パトリオットが下火なのが良い例だった。
マナ否定し合う戦いにおいて、動けるのは相手。Dazeされるのはこちら。
死儀礼がいても、BUGよろしく相手も死儀礼をコントロールしていたら割を食うのはこちら。
それなら大人しく軽量のテンポデッキであるべき。

二つ目は「緑が出ないこと」。

ドレッジやリアニメイトに有利の取れない死儀礼デッキ。もう弱そう。
これが思った以上に不便。そもそもBUGとのライフレースでライフゲインを一方的に素通ししてしまう結果に。

まとめると、先ほどから述べているとわかるように、BUGでよかったという結論に他ならない。
火力8枚じゃ世界は変わらなかった。Delverに有利は付かなかった。PoPで逆に殺された。


このデッキは、火力の枠をもみ消しと衰微、ヤンパイをタルモゴイフ、ネメシスをタシグルにすることで対等に戦えるようになるだろう。


はい、BUG。



しかし、結論は先ほど挙げたように「UR Delverが最強」。
これは何も「BUGに有利取れるから」とかではない。
いやそれもそうかもしれないが、「コンセプトとしてUR Delverが最強」と感じた。

その理由はクリーチャーにある。
UR Delverにおいて最強のクリーチャーは僧院の速槍、次点で若き紅蓮術士。
この最強と冠するクリーチャーの、最強たるゆえんが同じ条件であることが、何よりも結論を結論然りとしている。

たとえ話とか、必要ないほどに。

「そんなのわかりきってることじゃないかwwww」と思われるかもしれないが、思っている以上に最強なのだ。
速槍が、ヤンパイが、二体並んだら・・・1tに3枚以上呪文を唱えたら・・・
それだけで異常な脅威となりうるんだから、赤でメインデッキにクリーチャーを選ぶならこいつら以外の選択はありえない。
さらに言えば、それと相性の良いデッキ選択以外ありえない。

相性のいいデッキ選択をすると、きっと秘密を掘り下げる者が入ってしまう。
デッキのクリーチャー全て避雷針なので最近嘆かれていた「簡単に死ぬ」というデルバーの信用性の低さが、ある程度まで高く保証できる。おそらく一番保証されている。

さらに驚くことにクリーチャーがいることによる相手に生じる副次的効果がある。
それは「対UR Delverは不毛を撃つ暇がない」ということ。これを聞いた時それはもうショックを受けた。
不毛なんか撃ってくれたらTime Walk。もはやテンポロスに他ならないと・・・
そりゃあコッテコテのマナ否定戦略で挑めばあるいは・・・といったところだが、基本地形も入っているのでその戦略で攻めること自体オススメできない。


ほとんどのデッキに有利が取れる。辛いなーと思ってもせいぜい5:5というこの頭おかしいデッキ。
※窒息はそれだけではTime Walkにすぎず、虚空の杯は2マナランドから先手で出さない限りプレイングでどうにかなる


コンボ以外で一番強いURのデッキはこいつ。デルバーが禁止にならない限りこいつ。
UR Delverを倒すためにコンボが増えても、きっとサイドに陰謀団式療法を突っ込んで帰ってくる。




・・・・・・カウンターバーンを見習いながら使っていた自分がこういうのもなんだけど、悲しいほどにそう思う。
今は環境がそうだから仕方ない。クリーチャーの選択肢も上記のクリーチャー以外が無意味な時代だから仕方ない。

それでもよくわかったことは、青はクリーチャーを入れろということ。
UR Delverを使っていて思ったのは、除去されるより生物を展開されるほうがウンと辛いということ。
特別なコンセプト(コンボ、奇跡含むトークンなど)がない限り、クリーチャーはどうあっても10体以上入れる構築でないといけない。
盤面で圧迫しないとテンポデッキに押し切られてしまう。コンボデッキに決められてしまう。


ここがわかっただけでも現環境についての理解が深まったと思う。

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